難しいゴルフ場はなぜ数値が高い？コースレートは、どのようにして決まるのか

コースレーティング算出方法

1. JGA傘下のゴルフ連盟の査定委員（スクラッチプレーヤー）が実際にコースをラウンド
2. 各ホールの実測距離に高低差やドッグレッグなどを加味した修正を加え、査定距離を出す
3. 査定距離をもとに距離レートを算出
4. 最終的には距離レートと、難易度を加減したものがコースレートとなる

●地形やバンカー、グリーンの難しさなど10項目を10点満点で評価し、難易度を算出

●ドッグレッグのコースで、ショートカットできる場合や遠回りする場合、実測距離よりもヤーデージが加減される

●コースレートが69.9以下の場合には、仮・査定レートとなり、JGAハンディキャップ委員会で内規として採用している補正係数を加えたものが正式なコースレートとなる

出典：　日本ゴルフ協会

 男子コース・レート計算方式
（査定距離÷210ヤード）+39.76±難易度+補正係数
 女子コース・レート計算方式
（査定距離÷190ヤード）+41.67±難易度+補正係数
• 査定距離：１８ホールに対する査定委員の実行プレー距離（プレーイングディスタンス）
• 210 ・190ヤード：JGAで採用している距離の定数
• 39.76・41.67：JGAで採用している18ホールに対するパットおよび
グリーンまわりのリカバリーショットの定数
• 難易度：査定委員が査定した難易度数値。幅は±1.8以内(原則）
• 補正係数：仮・査定レートが69.9以下の場合に内規として使用する数値

引用元：　コース・レート査定の必要性 と 倶楽部としての準備

◆　コースレートはゴルフ場の難易度を表し、JGA ハンディキャップを査定するための基礎数値となる

◆　地形やバンカー、グリーンの難しさなど10項目を10点満点で評価し、難易度を算出

◆　レートの数値が大きいほど難しい